旅行関係短編

大阪は万博記念公園にある、太陽の塔に入ったことはあるだろうか。私はある。 一言で言ってしまえば、岡本太郎ワールドだった。まず塔に入ると、内部に行くまでの通路に、万博開催当時に流れていた岡本太郎作成の動画が流れていた。しかしそれが夢に出てきそ…

「無縁の縁」

旅行で国内は飛び回っているものの、海外は生まれてこの方行ったことがない。 ほぼ毎年家族旅行に行き、ほっといてもどこかをうろうろしているような人間だが、日本からは出たことがない。海外に行きたい!と強く思ったこともない。というか別に「絶対に行く…

最近聴いてる曲

最近聴いてるおうた6選 〇全方向美少女/乃紫 youtu.be インスタとかのショート動画でよく聴く曲。「正面で見ても 横から見ても 下から見てもいい女で困っちゃう」で有名なやつですね。 サビも好きだけど「愛と妬みを足して嘘と涙で割れば 世にも美しき怪物「…

京都駅周辺ビジホ備忘録

昨年夏、怒涛の如く京都出張をして京都駅周辺のいろんなビジホに泊まったので、独断と偏見で個人的によかったホテルを記載していく。ただほぼ自分用のメモなので、ちゃんとしたレポとかではない。「京都駅周辺でホテル取らなきゃいけないけど特にこだわりと…

谷川俊太郎『二十億光年の孤独』抜粋

最近読んでいる吉本隆明の『詩の力』に、谷川俊太郎の『二十億光年の孤独』が引用されていた。タイトルから見て面白そうだな、谷川俊太郎の名前は聞いたことあるけどちゃんと著作読んでないな、と思っていたのですぐに借りて読んだのだが、これがとても面白…

金を取ってほしい博物館

最近何もかも値上がりばかりである。 もちろん、私がよく足を運ぶ美術館や博物館もチケット代が高くなってきている。都会の博物館の特別展など行くと、1,500円とか2,000円を超えるものもある。博物館だけの責任ではないし、これが学芸員さんたちを支える力に…

初めての祇園祭

2023年の夏は週一で京都に行っていた。 趣味でではない。仕事でいろいろあって、週一で関東から新幹線で上洛するというスタイルが7月から9月まで続いたのである。 「出張で京都へ」という話をすると、たいてい「いいなあ」「素敵ですね」と言われる。私も最…

ポテチおいしい

割とポテチが好きだ。最近よく週末に食べている。割高だとわかっているけどコンビニで新発売の炭酸と一緒に買ったりする。そのままでも十分おいしいけどやっぱり炭酸と一緒だとよりおいしい。食べたら無くなるのが欠点だ。 昔はコンソメとかが好きだったけど…

推しが大河に出たので推し活をした ~鎌倉幕府三代将軍を応援する会2022 激闘!準備編~ 

みなさんには、「推し」はいらっしゃいますか?私はいます。鎌倉幕府第三代将軍、源実朝(1192~1219)です。 私は数年前から彼のことに興味を持ち、調べ始め、イラストを描いたりグッズを作ったりするなどしておりました。「推し活」の一種と言えるでしょう…

推しが大河に出たので推し活をした ~鎌倉幕府三代将軍を応援する会2022 最高!応援上映編~

2022年11月6日。ついにその日はやってきました。 様々な困難(推しが大河に出たので推し活をした ~鎌倉幕府三代将軍を応援する会in鎌倉2022 激闘!準備編~ - 9番街北倉庫)や準備を乗り越え、ようやく無事にこの日を迎えることができました。非常に天気の…

第三回みんなの推しプレゼン大会要項

私の推しの話を聞いてくれ~~~~!!!! みなさま、いかがお過ごしでしょうか。きたと申します。この度、私は「推し」をプレゼンすることになりました。 プレゼンすることになった経緯は、フォロワーさんが月に一度ZOOMで開催されている「みんなの推しプ…

〈物語〉の北条義時⑴ ‟悲劇の主人公”としての義時―坪内逍遥「義時の最期」

〇はじめに 〇見ていく作品の概要について 〇近代の義時ってどんな感じ 〇坪内逍遥「鎌倉罪悪史」三部作 〇「義時の最期」あらすじ ・一幕 ・二幕(義時登場) ・三幕 〇まとめ―‟悲劇の主人公”北条義時 〇はじめに 2022年のNHK大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」…

合流大火災のその中の人、現し心あらむや。――堀田善衛『方丈記私記』感想

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 「方丈記」は、このような文章から始まる。所謂「中世の無常観」みたいなものを体現した文章と言えるだろう。鴨川に近い神社の禰宜の子として生まれた長明が、「河」で「無常」を表現しているのはなかな…

初老の歌人と学生服を着た将軍の話――川田順「実朝に逢ふ」

川田順「実朝に逢ふ」 山海居二階の客間に、床の間をうしろにして、右大臣実朝公が行儀正しく座つてゐられる。衣冠束帯でなく、紺地・詰襟・半ズボンの学生服を着用。お顔を拝すると、双頬さくら色を呈して、眼はやや腫れぼつたく、口もとは尋常で、まだ十…